リニューアルの人気店。迷いなくつけ麺。
札幌 Fuji屋 TEXT/KAGEHIRO WATANABE, PHOTO/SHUN TAKEBEご存知札幌の人気ラーメン店「豚ソバ Fuji屋」がリニューアルしたのは今年10月末のこと。新たにすすきのの新ラーメン横丁で2号店「ふじ屋 NOODLE」がオープンすることになっており、元の店舗は「札幌 Fuji屋」として、つけ麺専門の店になりました。というわけで今回は、美味しさはそのままだけれど、装いが少しかわったFuji屋さんのつけ麺のご紹介です。
いまだに自分の店舗以外でラーメン年間250食という麵好きのオーナーがつくりあげたFuji屋。最初のおすすめは、醤油つけ麵とのこと。それから、辛いものがお好きなら辛化つけ麵をお試しあれ。いちばん辛い「ヤバイ」は文字通りの激辛ですが、辛いながらもしっかりと味わえるよう調整されています。濃いものが好きなら、煮干しの香りを濃厚に放つクセのあるメニュー、限定25食の濃厚ニボ味噌つけ麵をどうぞ。
スープは、大型の圧力寸胴でしっかりと旨味を引き出した煮干しのダシと、げんこつのダシを1対1で。国産豚の一枚脂をつかっていて、スープにはきめ細やかな油が漂います。麺は、主にパンにつかわれている「ゆめちから」と「春よ恋」という2種類の道産小麦をブレンド。歯ごたえの楽しめる平打ちの太麵に仕上げています。
つけ麺といえば、割りスープで味の変化が楽しめるのも嬉しいところ。Fuji屋では、刻んだゆずが浮かぶ割りスープでさっぱりと食べ終わることができます。ほかにも、ゆず酢や、5種類の魚粉とスパイスをブレンドしたサカナコショーもあるので、ひと口ひと口、違ったつけ麺を味わうことができます。このお店で食べてみればきっと、つけ麺にうるさい方もそうじゃない方もきっと気に入る味があるでしょう。