玉0

手軽に楽しめる多彩な味わい。全国から厳選、8つの銘茶。

札幌の中心部、南1条東1丁目1番地に店を構える「お茶の玉翠園」。昭和8年の創業以来80年以上にわたって美味しいお茶を提供し続け、日本茶の普及にも積極的に取り組んできた老舗中の老舗です。このお店の特徴のひとつは、産地にとらわれずに良いお茶を全国各地から取り揃えていること。そんな、お茶どころではない北海道にあるからこその長所をいかしたのが、「全国銘茶のみくらべセット」です。

旨み、甘み、香り、水色…。どれも品種や産地ごとに異なります。このセットで入っているのは8県8産地の8種類。すべて50gの小分けの真空パックになっているので、ひとつずつ新鮮な味わいを楽しむことができます。

・宇治煎茶(京都)普通煎茶 やぶきた品種    ・嬉野茶(佐賀)釜炒りグリ茶
・静岡煎茶(静岡)普通煎茶 おくひかり品種   ・狭山茶(埼玉)深蒸し煎茶 さやまみどり品種
・知覧煎茶(鹿児島)深蒸し煎茶 あさつゆ品種  ・宮崎茶(宮崎)普通煎茶 おくみどり品種
・八女煎茶(福岡)深蒸し煎茶 やぶきた品種   ・伊勢茶(三重)かぶせ茶 やぶきた品種



【宇治煎茶】 京都市と奈良市の間、宇治川、木津川が流れる穏やかな気候の丘陵部で育まれているのが、全国的に名高い宇治茶。その中で特に評価が高いのが、宇治田原産のやぶきた品種です。味わいに清涼感があり、飲んだ後、口の中で甘みが広がります。

【静岡煎茶】 お茶の全国生産量の約半分を占める静岡。その中でも、大井川上流、標高500m以上の川根奥大井地区は、「天空の茶産地」と呼ばれる特別な場所です。ハーブを思わせるような香りが特徴で、丸みのある味わいと清涼感を楽しむことができます。

【知覧煎茶】 生産量全国2位の茶産地・鹿児島でも別格といわれる知覧茶。「あさつゆ」品種は「天然玉露」と呼ばれるほどの甘み・旨みがあります。70℃のお湯で1分ほど待てば、とろっとしたまろやかなお茶が楽しめます。



【八女煎茶】 宇治に次ぐ高級茶産地・八女。「さえみどり」は香りが強い「やぶきた」と旨みが強い「あさつゆ」をかけ合わせた品種。爽やかな香りと渋みの少ない旨みを併せ持ち、リラックス効果があるといわれるテアニンを多く含むことが特徴です。比較的熱いお湯を使って短い時間で淹れてください。

【嬉野茶】 日本の緑茶では、蒸して発酵を止めるのが一般的。しかしこの嬉野茶では、大釜に入れて熱を加えるという、中国伝来の方法を使っており、香ばしい香りが漂います。茶葉が勾玉状になっているのも特徴のひとつです。少し熱めの90℃のお湯でも美味しくいただけます。

【狭山茶】 「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と、古くより味わい深さが知られている狭山茶。その深い旨みは、大規模生産地の北限に位置するため、寒い冬を乗り越えるために葉に養分が集まったことや、「狭山火香」という独特な仕上げ技術によって生じたものです。



【宮崎茶】 生産量全国4位で、今なお栽培面積が増え続けているこれからの産地、宮崎。雑味のないすっきりとした味わいで、爽やかな清涼感が特徴です。70〜80℃のお湯で、少し長めに90秒ほど待つと、美味しさをしっかりと引き出せます。

【伊勢茶】 生産量全国3位の三重。玉露と同じように覆いをかけて育てる「かぶせ茶」の生産量では日本一です。陽を遮る利点は、苦渋味の原因になるカテキンが減って、味がまろやかになること。このかぶせ茶は、製造後に低温蔵でじっくりと熟成させているため、より豊かな香りと甘みを楽しむことができます。


茶葉ごとに、違う香りに違う味わい。
それぞれの魅力を堪能しながら、自分にとって最高のお気に入りの一杯を見つけてみてはいかがでしょうか?

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