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昔ながらの手づくりイタリア式製本。大切に残せる革表紙ノート。

マンション1棟に個性的なクリエイターのお店があつまっている「space1-15」。ONOE NOTEはその4階にあります。真空管のアンプやアンティークのカメラが並ぶ落ち着いた雰囲気の店内に並ぶ、古風な革表紙。置いておくだけでも様になる、昔ながらの手づくりのノートです。

ONOE NOTE主宰の村木さんが革表紙のノートづくりを学んだのは本場イタリア。ONOE NOTEの中身の上下に貼り付けてある色鮮やかな飾り布(花布:はなぎれ)も、イタリア製本の伝統をふまえて手縫いでつくられています。



紙を綴じる作業もすべて手縫いで。だから、かたくなりすぎず、ページを開きやすい製本になっています。綴じるのにつかう糸は蜜蝋で蠟引きしたもので、縫った後に光沢が出て、美しく仕上がります。背の部分を見ると、綴じ紐の部分がもりあがっていて、これは古い洋書と同じつくり方をしているからこそ。ちなみに、この“背バンド”の間隔の狭い方が上という決まりがあるそうです。



表紙の革は、革製品ブランド・Tsunooから提供されており、品質は間違いなし。使い込むほどに味わいが増す、革ならではの魅力をもった表紙に仕上がっています。表面には“型押し”がしてあって傷がつきにくいので、カバンに入れて持ち歩くような普段づかいでも大丈夫。何十年ももつ丈夫なノートなのです。



ONOE NOTEをつくる上での村木さんの願い。それは、書き終えたときに本棚に並べていくような“本”になり、書いた人の思いを閉じ込めた1冊の本になること。「書いたことは現実になっていくっていうイメージがあるんですよね」と村木さん。書いたことがずっと残るONOE NOTEに書き留めておけば、少しずつ結果がついてくるかもしれません。
色は黒と焦茶の2種類、サイズもLとRの2種類。文字を書くことが少なくなった現代だからこそ、大切なことはしっかりと書き残しておきたいものです。

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